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ビンテージワイヤー系では、製品版ですと 円空オーディオさんのスピーカーケーブル「Quantum」が手持ちにありますが、 手法的には一時期の畑野さんと似てるところがあるのかも知れないものの 発音の方向性はずいぶん違ってて、 いわばビンテージワイヤー界の Nordost とでも言いますか、 清涼感あふれる明瞭で精緻な美音系といった印象でした、 一方、うちで壁コンから Dussun の生成電源までのメインケーブルにしてる Elrod／Statement という 重量が7〜8kgある法外なケーブルは、 外観はまったく違いますが TMD に似た傾向にある稀なハイエンドケーブルだと思います （Elrod さんは Electra Gride の初期メンバーだったようですね）。

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興味深いお話、いろいろとありがとうございます、 オーディオは組みあわせの妙味ってよく言われますけれど、 そこには比較したり自作したりを透して耳が鍛えられてくっていう意味あいも ゆたかに含まれてると思うんですね、 そんななかでケーブルは TMD に、といったお話からも mer さまはほんとに鋭い聴感と深々しい審美眼をお持ちなんだなと感じてます。 ぼくの方は、数年まえに引っ越してきた なんとも狭い仕事場に見あうひとつのシステムを 細々と組みなおしてる発展途上の状態なんです、 もともと Macpro ベースのプロオーディオ寄りの構成だったのもあって 機器的にも遍歴はありますけれど、 いまのところ、Macpro は Weiss の DDC から、 PS Audio のトランスポートからは直接 AES で Devialet d-premier に送ってウィルソンを鳴らすという フルデジ環境に落ち着いてます、 ケーブル類については Elrod Power Systems や Electra Gride、K Racing あたりの電源ケーブル、 スペクトラルのメンテで有名な安田オーディオラボ（YAL）さんのデジケーブル、 そしてスピーカーケーブル関連はすべて TMD という感じでしょうか （ウィルソン／System 3は構造が特殊なんです）、 変わり種としては USB や LAN ケーブルに Ge3 さんの「銀蛇 SORA」を使ったりもしてますが、 もともとはいずれ現代の新次元ケーブル、たとえば Stage III Concept あたりに向かうつもりだったなか、 TMD に出会って以来、その気がなくなったという経緯があります （ですので、この10年くらいの海外のハイエンドケーブルには 　ぜんぜん触れてきてないんです、 　ICON デジタルや SOMA-0、すばらしいんでしょうね…、 　37913もですけど！ 笑）、

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mer さま もたもた遅くなりすみません… 今日のうちには画像をアップできるかと思いますので、 その上でお値段など含めご検討いただけたらさいわいです、 詳細としては、 長さは実寸で1.7m程度、 ニチフのYラグに使用による傷みがあり、 スリーブや外皮にほつれやシミもありますので 「傷や汚れあり」ランクにしています、 導通についてはもちろん問題ありません。

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デジタルケーブルはTMD ICONデジタル(銅管のケーブル)とTMD SOMA-0です。\r SOMAはTMDのトップエンドモデルです。\r このケーブルでヴィンテージの魔力に魅入られました。\r ラインケーブルはすべてアンバランスで、今はTMDだけです。\r ICONの銅管では無い物・オール単線系の物・名称失念の物が５種位。それからS&Hのドイツ製ビンテージワイヤー使用の物です。\r NBS・PAD・MITはお借りしたり下位ラインを中古で購入しましたが使いこなせませんでした。\r 英のSonic Linkと云うメーカーのニッケル単線を使用した物は、低域がとても良かったです。\r \r 電源ケーブルは、自作品とTMD New AG(これはTMD DIVA TAPの推奨ケーブルでした。)・TMDの名称不明の単線系です。\r \r モニターのお話が出ましたが、音楽も作られておられるのでしょうか？\r 譜面も読めない者としましては眩しい限りです。\r プログレから音楽に嵌まり、雑食音楽愛好者としましては、一度は音楽をつくってみたいのですが。…\r \r 長々ととりとめの無いお話になりました。\r ではこの辺で。

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mille abeilles様\r \r ハイエンドオーディオ大先輩ですね。\r 敬服します。\r ここからは失礼を省みず砕けたお話にさせて頂きます。\r \r ウイルソン・アヴァロン・B&W・マジコ等は矢張り家に置きたいのですが、二階部屋の床強度では無理が有り断念しました。\r ついこの間、親切な方からInfinity RS2.5をお譲り頂く機会がありましたものの、重量で諦めました。\r RC造かPC造でしたら二階でも良いのですが。…\r この時代のInfinity、ツイーターの癖がある以外は本当に良い音がするのですよね。\r お譲りして頂ける方もB&Wの800系のダイヤモンドツイーターをお使いでしたが、音傾向こそ違えど退けはとらないと仰っておられました。\r 名古屋の「多田オーディオ」さんで聴いて以来ずっと好きでした。\r \r 仕方なくツイーターにESSのAMTハイルドライバーや、PioneerのPT-Rシリーズのリボンツイーター・リアル音響のコンデンサーツイーターを足して、切り替えながら高域を補っております。\r 下は、ベロダインの重めの音のSWか、エクリプスのタイムドメインのハイスピードなSWを左右１本ずつ足しています。\r 本体はGENELECのS30というスタジオモニターか、スウェーデンの壁にくっ付けて鳴らす珍しいスピーカー・Magantのブックシェルフサイズの(当時の)トップ機種やInfinity RSb等を使っています。\r Magnatも、ブランド志向の日本では不人気ですが十分ハイエンドオーディオの音なのですよね。\r \r しかし我ながら意味不明な機種選びをしております。\r \r 音の出口であるスピーカー選びに制限がある分、ケーブルはコストを割きました。\r スピーカーケーブルのICON7は６組しか作られなかったと聞くトップエンド品で、入手に時間かかりました。\r これこそオール単線でアルミやステンレス・真鍮、多分純金単線も使用している筈です。\r これらにWEの抵抗を解いたビンテージワイヤーが足されている筈です。\r 他にはTMDの南蛮渡来人服さんと、自作品です。

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mer さま\r \r 諸々のお気遣いありがとうございます、\r こうして TMD にお詳しい方々と談義できてうれしいです、\r ぜひ今後ともどうぞよろしくお願いします\r （しかし南蛮渡来人の服みたいって…。笑）。\r \r El Dorado は、ご周知かとは思いますけれども\r \r ・ホット側＝1.5mm 径程度の単線 + 5cm 程度のスタビライザー\r ・コールド側＝ 4〜5mm 角のキュービックワイヤー + 20cm 程度のパイプシールド的なスタビライザー（両端末は太めのやわらかい撚り線）\r \r という構成ですので曲げには配慮が必要なものの、\r 音楽の自然な深まりや打ち震えをごく無垢なままに、\r かつ広大なディープフォーカスのうちにしみわたらせてくれる\r ビンテージ線材ならではの発音だと思います\r （ただ、やや銅離れした質感を感じますので\r 　スタビライザーに一部アルミやステンレス系の素材が含まれてるのかも知れません）、\r \r \r ぼくはいま、El Dorado 以降のものだと思いますが\r なんとも複雑に趣向の凝らされた型番不明のフラッグシップクラスのもの（←これが圧倒的な深みを湛えるケーブルで、TMD／ビンテージワイヤーの凄みを知ったはじめてのケーブルでした）、\r \r Electrum Supra、 そして Electrum の短いジャンパーケーブルで\r Wilson / System 3 を鳴らしてるんですが、\r \r 上記の3種に比して、El Dorado には\r より的確で誠実なリジッドさがあるように思いますので\r （ここに先述の「銅離れ」感が寄与してる感じです）、\r \r たとえるなら、比較的ちいさめのモニターで音楽制作する際などに重宝するタイプかなという印象があります、\r \r ですのでじつは手もとに残しておきたいケーブルのひとつなんですが（笑）、\r やはりこうして長年寝かせておくよりは、どなたかのシステムで\r 息を吹きかえし生かされてく方がよろしいかなと思って\r 手放すことにした次第なんです。

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mille abeilles様\r \r 紳士的な対応有難うございます。\r \r 折角ですのでオーディオ話を。\r TMDの「New AC」のシリーズ4種はビンテージな深い味わいは無い様に思います。\r 癖は感じません。\r （あくまで個人的な感想です。）\r 細いビンテージ線を数cm中間に絡ませてある以外は、今日の素材で作られているからかも知れません。\r 参考までに、素材は銅単線・銀単線・鍛造アルミ棒・詳細不明のビンテージ銅単線\r が「New AC・New AG・New AC Plus・New AG Plus」それぞれ組み合わせで使用されています。\r (AGが銀・Plusが鍛造アルミの使用を意味しています。)\r 単線だけで構成されている長所は、映像系に使用しても良い結果が出る所にあると思います。\r \r El Doradoは海外のハイエンドケーブルと較べて如何でしょうか？\r TMD ICON7と云うオール単線のTMDスピーカーケーブルを長く使っておりますが、ビンテージ線の魔力(？)を知り沼に嵌まった状態です。\r もう一つ、縞々模様の南蛮渡来人の服みたいなビンテージ線系TMDケーブルをスピーカーに使っております。\r どちらも良いのですが、もう一組のシステム用に探しております。\r \r 所でTMDの現在のケーブルはお試しになられましたか？\r 音の良さの割にお安くなっており、面白いと思いますよ。\r (昔は大変高価でした。)

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mille abeilles様\r \r 私も自作はケーブルのみです。\r 回路は何となくしか判りません。\r \r Electra Glideは米のアルファコアと云う会社の金属材です。\r 普通の電気銅でしょう。\r NBSの入手先は不明ですが電気銅だと思われます。\r \r 金子さんと云うオーディオ評論家の方がOFC(=4N銅)のリボン状の材料をテフロンテープで絶縁しながら重ね合わせ、ブチルゴムで仕上げて様々なケーブルを自作していました。\r 工作の高度さという点では金子さんの自作の方が上なのですが、それ程「音」の支持が得られたとは思えませんでした。\r Electra Glideの方は、金銭関係や周辺で関わる人間の怪しさ・製品の造りに問題があると多くの人に知られているにもかかわらず「音」の良さで支持を得られました。\r 同じような事をしても、片方は余り支持されず、片方は影響力さえ持つ程の結果を残す。\r \r TMDの畑野さんも日芸で学び、ミュージシャン出身で、電気の知識は独学で専門家とは言えないレベルです。\r それでも「音」で支持を得られています。\r 寺島靖国さんが書く原稿では、他のオーディオ－メーカーの方から「音」で一目置かれる様子が描かれています。\r 畑野さんは専門知識に乏しい分、自由な発想とミュージシャンらしい耳の良さで製品をつくり、結果を残しました。\r \r TMDの最初期の製品はビンテージワイヤーも一切用いられておらず普通の金属線だけで構成されており、素人工作そのものの造りでしたが、当時のオーディオケーブルシーンに影響を与える物でした。\r しばらくの間「単線」の流行が起きたのも畑野さんの影響によるものだと言い切れます。\r TMDはご存じかと思いますが、元々音楽スタジオや宅録用の機材を作る会社でした(最初は音楽制作機器の販売とレコーディングスタジオ貸・レコーディングノウハウのレッスンを行っていました)。\r 園芸用のアルミ線を自社製品の内部に用いたり、コダックの使用済みフイルムケースをキーパーツ(内製)に用いる等、オーディオ技術者が見たら卒倒しそうな事をしていました。\r それでも音の良さや斬新さで支持されたのです。\r \r 結局、故障や動作不安がなければ何をしても良いのだと思います。\r 結果さえ得られれば。\r 私も、出てくる音の音楽性が全てだと思います。

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Electra Glide は、ご周知の通り、\r 5〜8mm 幅程度のリボン導体を数本束ねてパイプ状の絶縁材に通すだけっていう、\r お値段を考えると各方面から叱られてもおかしくないような構造体なわけですけれども、\r \r たとえば銅リボンの場合、とても高純度とは思えないような赤く濁った色あいをしてますし、\r \r もしかしたらそこらのホームセンターで入手した銅リボン素材を使ってる可能性もあるかも知れません（笑。NBS の場合、たとえば初期の OMEGA-0 でも赤々と鈍くかがやく太めの単線を各種束ねわけて延べ数十本分で構成されてたりしますが、あれはどんな線材なんでしょう…）、\r \r でも、そんなケーブルメーカーたちの姿勢って、\r 綿密に練りあげた理念に基づいて精密につくらねば…、みたいなハイエンドオーディオ志向／思考を\r どこか一笑に付すような、\r そんなできごとが生まれることを目論んでたようにも思えるんですよね、\r \r つまるところ、音楽性がすべてだ、と、\r \r \r mer さまのお話を伺って、もういちどあたらしく、\r あらためて考えなおすきっかけをいただきました、\r \r お差し支えなければ、今後ともいろいろとお話しあいさせていただけたらなと思ってます。

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mer さま\r \r いつもいろいろとお気遣いありがとうございます、\r 度々お手数おかけして申し訳ありません…。\r \r \r ぼくも若かりしころは自作派ではあったんですけれども\r （ただ回路図系はわかならいので、試すとしてもアクセサリー類程度です）、\r \r とりわけケーブルについてはおよそ一般的ではない手法にいくつか気づいたりもしながらたのしんでました、\r \r そんななか、Electra Glide（でしたね、こちらこそすみません…） の発音にすごく驚いたので解体してみると、予想外に雑で（笑）、\r \r こんなつくりであんな音になるんだって驚いた憶えがあります、\r \r でもそれはもしかしたら、\r 当時のとりわけ高純度／高精度主義みたいなものと袂を別つことになるような、\r それこそそこらのスプーンとか中華鍋とかさえ導体として試してそうな畑野さんのまなざすものとどこか触れあうところがあるのかもとか…（笑）\r \r ただ、これは当時の NBS あたりもそうなんですが、\r Electra Glide は現代製とはいえ＜一次精錬鉱＞を用いてたような気がしなくもないんですね、

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mille abeilles様\r \r お手数をお掛け致しました。\r 初期の「模様」のシースでは無いのですね。\r こちらのタイプの方がリスニングルームで「浮かずに」済みますので有難いです。\r \r 引き出し線が解れるのは折り込み済みです。\r \r 価格は20日時点での出費具合で、ご相談させて頂くかも知れませんが、エルドラドの価値を考えますと出品開始価格は妥当か寧ろお安めだと思います。\r 恐らくこのままお譲り頂くと思います。

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mer さま\r \r もたもたと遅くなり大変申し訳ありません…、\r \r 先ほど詳細画像をアップしましたので\r ご確認のほどよろしくお願いします。\r \r 画像ではシースが妙に金ピカしてしまってますが、\r 実際にはほとんど光沢のない、さらっと淡い金いろです、\r \r 気になるのは、今回アップした画像2枚目のように\r ホット側の一部に剥きだしになってしまってる箇所があることで…、\r \r そのあたりも加味していただきつつ、\r お構いなく価格交渉なさってくださいね。\r \r 取り急ぎですみません、\r どうぞよろしくお願いします。

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mille abeilles様\r \r お写真は結構です。\r （お手数ですから）\r 20日に手続き・21日お支払のつもりです。\r 宜しくお願い致します。\r \r Electra Gride→Electra Glide\r でしたね。